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座長として大切にしていること
- kkyoko8
- 7月12日
- 読了時間: 1分
これまでに何度か学会で座長を務める機会をいただいてきましたが、先日、特に印象に残る座長経験がありました。
私は座長をする際、その質問が演者にとって後の論文作成や考察に役立つようにと心がけています。特に、その症例の特異な点に着目して質問するようにしています。また、演者に失礼のないよう、自分なりにその疾患について事前に勉強し、質問内容を準備して臨むようにしています。
その日は日曜日の最終セッション。会場には参加者が3分の1ほどしかおらず、少し寂しい雰囲気でした。最後の演題の発表後、私は事前に用意していた質問を、ふと思いつくような自然な流れで演者の先生に投げかけました。すると、先生も同じことを考えていたようで、思わず笑顔に。自身で調べたことをとても嬉しそうに話してくださいました。
その瞬間、会場全体が温かい空気に包まれました。そして改めて、「座長の質問力」の大切さを実感しました。質問一つで、演者も会場も一緒に学び、幸せな気持ちになれる――そんな座長をこれからも目指していきたいと思います。










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