挫折と成長、そして新たなステージへ 〜私がコーチングを始めた理由〜
- kkyoko8
- 6月25日
- 読了時間: 2分
更新日:7月2日
私の人生で最初の挫折は、中学受験の時でした。地元の公立中学校が荒れていたことから、小学5年生のときに附属中学への進学を目指しました。しかし、受験者が多く、抽選で落選。結局、公立中学へ進学することになりました。
その後も、高校受験では第一志望に落ち、私は中学卒業後に「中学浪人」を選びました。当時としては珍しい選択でしたが、その1年は、私にとって大きな成長の時期となりました。忍耐力や、目標に向かって努力する力を身につけることができたと感じています。
高校入学後も、「今度こそ現役で大学合格を」という強い思いから、早くから勉強に打ち込みました。しかし、大学受験でも思うようにいかず、再び浪人生活へ。その時、予備校で教わったわかりやすい勉強法に救われ、無事に大学合格。医師への道を歩み始めました。
こうして振り返ると、私はいわゆる“エリートコース”を歩んできたわけではありません。むしろ、何度も立ち止まりながら、それでも着実に前へ進むことで、少しずつ力をつけてきたのだと思います。
その後は子育てと医師としてのキャリアを両立しながら、「皮膚科医として一人前になる」ことを目標に、ひたむきに取り組んできました。しかし、娘が大学に合格したとき、ある種の達成感を感じた一方で、「このままあと10年、医師として同じように働き続けていくのだろうか?」という疑問が心に浮かびました。ふと、自分が目指していたのは“医師になること”だけではなく、“自立した女性として生きること”だったと思い出したのです。
子育てと仕事の両立には、不安や迷いがつきものです。地方勤務や大学病院での仕事、そして復職支援に関わる中で、そうした経験をしてきた自分だからこそ、今度は若い女性医師や女子医学生たちの力になれるのではないかと感じるようになりました。
そして私は、コーチングを始める決意をしました。
私のキャリアは決して一直線ではありません。でもだからこそ、多くの経験が今、誰かの役に立つ「糧」になると信じています。
もしあなたが今、目標に迷っていたり、自分の力に自信が持てなかったりするなら――私と一緒に、「自分の本当に目指したい未来」を見つけてみませんか?あなたの歩みに寄り添い、目標に向かう力を引き出すお手伝いをさせていただきます。
最新記事
すべて表示これまでに何度か学会で座長を務める機会をいただいてきましたが、先日、特に印象に残る座長経験がありました。 私は座長をする際、その質問が演者にとって後の論文作成や考察に役立つようにと心がけています。特に、その症例の特異な点に着目して質問するようにしています。また、演者に失礼の...
アサーティブネスとは、自分の意見や感情を率直に伝えつつ、相手の立場も尊重し、建設的な関係を築くためのコミュニケーションスキルです。コーチングを学ぶ中でも、非常に重要なスキルの一つとして位置づけられています。 けれども日本の文化、特に女性にとっては、自己主張をすることに対して...
ある日、全身性エリテマトーデス(SLE)で治療中の女性患者さんが診察に来られました。年齢が近かったこともあり、彼女とはいつも世間話に花が咲き、診察室は穏やかな空気に包まれていました。病状は比較的安定しており、特に大きな問題はないように思えました。...
Comentarios